はじめに
今回は、 アリエクスプレス で購入した中国製赤外線防犯カメラの分解、修理です。
ガレージに置いていたアルミホイールを盗難されたことをきっかけに設置した
4チャンネル 暗視機能付きの防犯カメラを設置しています。
ところが、設置から半年ほどででしょうか?夜にふと設置したカメラを見てみると、
普段であれば一周赤く薄く光っているLEDの粒が、所々の点灯なっています。
夜の撮影が暗くなってしまうと困るので交換したいと思います。
カメラの詳細
AHD CAMERA
HiSEEU
Model:AHBB12N-3.6
SENSOR:2.0MP
POW:DC12V
故障の特定
テレビのリモコンなどに使用されている赤外線は目に見えない光ですので通常は肉眼で点灯を確認することはできません。
ですが強力な赤外線を出している製品はLEDの粒が赤く薄く光っているのを肉眼で見ることができます。
また、正確に点灯を確認する場合にはスマートフォンなどのカメラを通して赤外線発光部LEDを見ることで、その発光部が正常に光っているかどうかを確認することができます。
実際にカメラを向けて確認
このようにカメラで発光部を撮影することで非点灯の個所を確認できます。
紫色になっている粒が正常な部分で、そのほかはすべて死んでいます。
この確認方法はテレビリモコンの発光部分でも確認することができます。
よって不点灯のLEDがあることが確認できたので本体を分解したいと思います。
余談ですがiPhoneXのカメラだと紫に映りませんでした
動画撮影モードにすると映ったのでそちらで確認してください。
分解
分解の手順
大まかな修理分解の手順です
- カサを取る
- ケースを取る
- LED基板を外し新しい物に取り換える。
- 組み立て
- 動作確認
カサを外す
上部のカサを矢印の方向にスライドして外します。
レンズケース部分の取り外し
レンズケースを左に回して取り外します。
このようにねじ式の蓋になっており取り外せます。
LED基板の取り外し。
- LED基板を固定しているネジ4本を外します。
- LED基板を矢印の方向に引っ張り本体と基板を分離させます。
この時裏側に配線がありますのでゆっくり引っ張ります。 - 基盤が外れたら裏のコネクタ2つを抜きます。
- 逆の手順で組みつけます。
この時カメラユニット周辺に取り付けてあったスポンジの様なパーツは再利用するので紛失しない様に気をつけてください。
分解品の観察
分解したカメラを観察してみます。
シェルケース、LED基板を取り外したところです。
四方四隅には基板のバリ?が残っていますバリを残す意味は特ににないと思いますが工場での工数削減やゴミを減らす努力(?)によってコストダウンを狙ってなのでしょうか?さすが中国製品といったところです。
防犯カメラというと大きいものを想像しますが非常に小型化されいる印象です。
さらに観察しているとイメージセンサーが乗っている基盤の下になにか入っていることに気づきました。
なんだろう?よく見てみると乾燥剤のようです。
一応、防水、屋外向けの製品ですのでカメラ内部と外気温の急激な変化でレンズなどが結露するのを防止しているようです。
これには少し感心しました!
部品の調達
今回部品の入手にあたって使用したサイトはアリエクスプレスです。私が注文した商品ページリンクをこちらに貼り付けておきます。
90 度 CCTV アクセサリー赤外線ライト 24 穀物用赤外線 led ボード監視カメラナイトビジョン直径 44 ミリメートル https://ja.aliexpress.com/item/32795116918.html
購入時の価格は1つあたり95円で4つ注文して送料が541円でした。基盤LED込みでこの値段だと秋葉原までの送料や部品代を考えると非常に安いですね。
到着には約1ヶ月ほどかかりました。
到着した部品と取り外した部品の比較です。
右がもともとついていた基盤です
左が新しいものです。
変わっている所はなさそうでした。
サイズの比較ができるように参考になれば
まとめ
今回はLED基板の交換でした。
最初はLED基板を取り出し不良部分のLEDのみ打ち換えようかと思いましたが今回は交換を選びました。
交換用LEDの選定、パーツを買いに秋葉原までの交通費、作業時間などを考えると購入したほうが安いと思い購入を選択しました。
6か月程度で非点灯のLEDが現れるようになってきました。1つダメになってから次々と死んでいくLEDでした。
自動車にもAmazonなどで購入した中国製のLEDのポジションランプやメーターバックランプに交換して使用していますが非常に寿命が短く感じます。
高寿命が売りのLEDではないのかな?とも思いますが屋外や振動の多い環境では極端に短くなってるように感じました。
おそらく劣悪な環境によってLEDより先にハンダクラックなどの原因で基盤のほうが先に寿命でダメになってしまうのかと思います。
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