S2000, 修理,

S2000のトランク雨漏りを対策。

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はじめに

今回は先日納車されましたホンダ S2000 のトランク雨漏りを対策した時の記録です。

納車されたときはトランクが水たまりになっていました。
金魚が飼えそうなぐらい水が溜まっていてトランクフロアが錆びてしまっている状態でした。

対策した場所を紹介したいと思います。

対策箇所

1,トランクの隅

2,トランクフロアパネルと後部パネルのつなぎ目

3,左右のバンパーをはめ込むプラスチックの部品(スペーサー)

4,トランク後部パネルにある給気口(エアーアウトレット)

5,左右フェンダーからトランクへの穴

6,給油口の全周

7、左側、バンパーをハメるところのパネルが浮いてそこから。

8、テールランプユニットを外した車体外側のスキマ。

以上の8か所でした。

対策方法はすべて、コーキングです。コーキングを行う個所は、錆びと汚れを取り除きその後脱脂を行ってコーキング、見える場所はボディと同色のスプレーを吹き付けました。

1,トランクの隅

補修前
コーキング中

コーキングを行った後車体と同色のスプレーを上から吹きかけます。

2,トランクフロアパネルと後部パネルのつなぎ目

補修前、ここです。
コーキングにて補修中内部
コーキングにて補修 外部 タッチアップスプレー後

3,左右のバンパーをはめ込むプラスチックの部品(スペーサー)

青丸の場所

外側から見るとこの部品です。

この部品を取り外します。

この部品のパッキン(スポンジ)が劣化しそのスキマから
お水がトランク内部へやってきます。

赤丸部分のねじををプラスドライバーで取り外しプラスチックの部品を取り外します。
この部品を新品に変えてもいいのですがスポンジを張り替えれば使えそうなので張り替えます。

赤い四角の部分についているスポンジをはがします。

これが剥がしたスポンジです。

おそらく新車当時から交換されていないので弾力は当然なくペラッペラです。

防水スポンジを巻く

こんな感じに防水スポンジを巻いてください。
Amazonなどで防水スポンジという商品名で販売されているので適当な大きさに切ってぐるっとピンの周りをまいてください。左右合計6か所行って元に戻して対策は終了です。

4,トランク後部パネルにある吸排気口(エアーアウトレットからの水漏れ)

赤丸の部分から侵入してきます。

古いアウトレットです。

写真の通り右側のクリップがどこかへお出かけしているようです。防水スポンジも新品の1/3程度に痩せていて水がいっぱい入ってきそうでした。

新品のエアアウトレット

新品のエアアウトレットです。新品の防水スポンジが全周にあり、弾力もしっかりしています。クリップも左右2つ新品が取り付けられています。クリップ部分にも防水スポンジが装着されていました。

75450-SR3-000

アマゾンで購入してもそんなに高くないのでアマゾンで購入しました。

5,左右フェンダーからトランクへの穴

リアフェンダーとボディーの隙間です。

トランク内部から覗き込みました。赤丸の部分が外とつながっていて走行時に巻き上げた水がここから侵入します。

ここにコーキングを流し込みました。

コーキングを入れる前に穴周辺の汚れなどを掃除して乾燥させてからコーキングを行いましょう。

6,給油口の全周

一見コーキングが問題ないように見えますが全周コーキングが劣化しています。

給油口の全周です。

給油口があるパネルはリアパネルと別部品になっていて、周囲をコーキングにて防水処理をしているようです。

そのコーキングが経年劣化によるひび割れやボディーの歪みによってはがれてしまいその隙間からトランク内に侵入します。全周をコーキングを行い対策を行いました。

ここから、滴ってきます。

7、左側、バンパーをハメるところのパネルが浮いてそこから。

このようにパネル同士が浮いてそこから侵入します。

四角い穴の下が浮いているのがわかると思います。

正面から見るとこんな感じです。

バンパーを取り付けるステーは取り外してあります。

コーキングを行い、タッチアップスプレーを吹きます

周囲をマスキングしてコーキングの白いところを塗ります。

水をかけて確認

このように水をかけてトランクへの浸水が無いことを確認します。

8、テールランプユニットを外した車体外側のスキマ。

赤丸の個所から水が浸入します。

侵入した水は次の写真の場所に流れます。

ここから水が出てきます。

一見リアバンパーのステーがついているところからのように見えますが上の写真の場所です。

丸い穴のところから水が出てきます。

水をかけて確認して終了です。

一応トランクルームには湿気取り剤を2つほど設置しております。

さいごに

以上8か所の水漏れ箇所を紹介させていただきました。水漏れ箇所を探すのって結構大変で、実際どこから漏れているのかがわからないということでそのまま放置されてしまうことが多いです。

放置しているとトランク下に水が溜まってしまいトランクフロアがさびて穴が開いてしまいます。早めにプロ、車屋さんなどに相談するといいでしょう。

コーキングも様々な種類があると思います。今回は自動車用を選びました。

SikaFlex-251を使用しました。

以前のように水たまりができることはなくなりました。

一応内張りの中に湿気取り剤を入れ今回の作業は終了です。

 

そのほかにも雨漏り個所などありましたらコメントにて教えてください!

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