はじめに
今回はフリマサイトで購入した、YAESU製広帯域受信機 VR-160 のゴムキャップを交換しました。
購入価格は10000円で商品説明欄にイヤホン、充電端子のゴムキャップの切れがあると記載がありました。ですので同時に純正部品の手配も行いました。
分解手順及び、使用部品、使用工具はメーカー推奨の方法ではありません。
分解に必要なもの
今回分解、修理をするために用意したもの。
- 交換するゴムキャップ 「RA094690D」
- 精密ドライバーセット
- ピンセット
以上の3点を用意しました。
VR-160のパーツリストが検索しても見つからなかったため形が非常に似ているYAESUアマチュア無線機 VX-3のパーツリストより部品番号を探し注文しました。購入方法はお近くのハムショップや、部品番号をGoogleなどで検索すると1個から販売発送をおなっているサイトがありますのでそちらを利用してください。
結果としてVX-3のゴムキャップを使うことができました。
私が購入したときは1個当たり税込み110円でした。
分解手順
・裏ブタを外し下のプラスねじ2本を外す
・上部ダイヤルのプラスねじを外す
・アンテナコネクタとダイヤル部分のリングナットを外す
アンテナの側とダイヤル側のリングナットの形状が違いますのでどちらの物かわかるようにしておいてください。
また、アンテナ側のリングナットはACCと書かれているゴムキャップの下に隠れていますので取り外してください。
こちらの手順に関してはリングナットを取り外す専用工具がありますが、このような物、ピンセットなどで代用でできることを紹介する目的で今回限りピンセットを使用して取り外しました。
・基盤を引き上げる
この時無理に引き上げてしまうと破損の恐れがあります。慎重に行ってください。うまく引き上げられない場合はリングナットの取り忘れがないか、イヤホンジャックなどに挿入している物がないかを確認してください。
この角度まで引き上げた後、後方へゆっくりひきぬくことで基盤とシェルケースを分離することができます。
基盤裏・シェルケース裏
基盤側の下の部分に内蔵のバーアンテナを確認することができます。またVX-3と同じ部品を使用している為なのか、同じ位置に黒のシールがあります。VX-3では剥がすと下に基板上の抵抗が現れ受信改造がおこなえます。
シェルケースは樹脂製ですが基盤はアルミに覆われており放熱性も良好そうです。
基盤表・シェルケース表
ボタンの配置などは同社のVX-3と同じでしょうか?
マイクはついていませんがマイク用の穴が開いています。
・キャップを止めているネジを外す
止めているネジを外すとゴムキャップの残骸と金属のプレートが外れます。金属のプレートは再利用しますので紛失しないようにしてください。
・ゴムキャップの取り付け
先ほど取り外した金属のプレートと用意した新品のゴムキャップを共締めします。
逆の手順で組付けを行います。
・動作チェック
最後に電源が入るかどうか、各ボタンの動作は正常かチェックを行い終了です。お疲れさまでした。
まとめ
今回はヤエスのVR-160の分解とキャップの交換でした。
非常に分解しやすく初心者でも比較的分解のしやすいものではないかと思います。イヤホンや充電を短期間に頻繁に行う場合だと劣化しやすいのではないかと思います。キャップ自体がゴム製でまた非常に肉がうすく尚且つ5mmほどの幅でしかつながっていないため使用環境によって変わると思いますが千切れやすいのではないかと思いました。
部品もVX-3の物で大丈夫なのか、組上がるまで不安でしたが問題なく取り付けることができました。
使用レビューなどは今度記載したいと思います。
コメントを残す